【ぎんぶなのうえん野菜】野性味のあるさわやか風味:サラダバーネット

フランス・イタリアでは伝統野菜(野草)、日本では次世代の新野菜

サラダバーネット(Sanguisorba minor

サラダバーネット(Sanguisorba minor)は、バラ科の宿根草で、フランスやイタリアでは、(日本のセリのように)サラダなどの料理のアクセントなどとして一般的に使われる伝統的な原種野菜です。日本の園芸ジャンルではハーブにカテゴリ分けされることが多いですが、(香りの強い)ハーブというよりは、風味がやや強めの野菜として扱ったほうがしっくりくると思います。

風味は、野菜としては強めで、少量できゅうりのような爽やかな風味がつきます。若い葉は少しとろみがあり、シャキシャキとした食感が楽しめます。少し成長してくると、ほろ苦さや渋みが少しでてきますが、そのくらいの葉を少しまぜたほうが、サラダバーネットらしさが出て、美味しいと思います。(ただ、あまりに成熟しすぎた葉は固くて食べられないこともありますので、そのような葉は避けて収穫します。)

日本では、まだあまり知られていませんが、しっかりとした苗を育て、定植後、活着・成熟してしまえば、その後は放任状態に近い栽培管理でも育ち、何年も長期間にわたり収穫し続けることのできるだけの逞しさがあります。病虫害の被害も少なく、農薬不使用での栽培も比較的容易であることから、農地活用促進にも役立ち、環境にもやさしい次世代の農産物として有望といえます。

栄養成分としては、ビタミンCやカロテノイド、ポリフェノール(タンニン類)が豊富なことで知られています。さらに、ぎんぶなのうえんでは、葉色をみきわめながら、マグネシウムやカルシウム、各種微量元素を含むようりんやカリウム肥料を重点的に施肥していますので、これらのミネラル分も豊富に含まれていると考えられます。なお、化学合成農薬や硝酸性窒素は不使用です。日々の健康管理に、サラダバーネットを取り入れてみませんか。ほしいという方は、ぜひ、銀鮒の里アカウントを取得のうえ、コメントで欲しい気持ちをお寄せください。

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