【マグちゃん景表法違反問題】公益通報者からのメッセージ

みなさん、こんにちは。

ご承知のとおり、私、鮒ちゃんは、約28年間に渡り、合成洗剤問題などの化学物質問題やニセ科学問題に取り組む、石けんなどの化学品の技術者です。実際に石けん製品を一からの開発から製造までを手がけてきたこともありますが、私たち石けん普及運動関係者は、合成洗剤等の異常なまでのマーケティング攻勢やニセ科学などの見えない妨害に、長きにわたり苦しめられ続けてきました。今回の宮本製作所の「洗濯マグちゃん」は、マスメディアや環境活動団体をも煽動させ、実際の洗濯に関して、化学上効果の説明のしようがないただのマグネシウムを「神格化」させ、マーケティング(催眠)戦略を巧みに駆使しては、何の根拠もなく、マグちゃんはすばらしいと言い立てる「マグちゃん教」の信者を増やしてきたのでした。バカみたいな話ですが、大ヒット商品とされ、環境意識が高いとされる多くの人が良いと盲信している実態があるだけに、この厄介な問題には、大いに悩まされました。石けん運動で、一時は死を覚悟するほどの絶望の淵に立たされた経験もしており、その背景に「マグちゃん」のブームがあると考えると、ほんとうに歯がゆい思いでした。

私がマグちゃん問題を消費者庁に公益通報したのは、コロナ禍以前の2019年のことだったかと思います。消費者庁も実は利権に踊らされているのではないだろうか、化学がわからない担当官ばかりなのだろうか、と、通報から命令までのあまりの時間の長さに、一時は、「またも見捨てられたか」「いつもの役立たずの消費者庁か」と半ば諦めかけていたのですが、諦めきれず、再度、公益通報の手続きをし直そうかと思っていたその矢先に、今回の措置命令が出されたのです。正義は勝つ。これは当然のことではありますが、私たちの勝利であります。正しいことを諦めずに訴え続けることの大切さを、このマグちゃん問題の一連の運動から理解していただけましたら幸いです。

この問題の化学的解釈など、お伝えすべきことはたくさんありますので、今後、引き続き、マグちゃん問題の記事を配信していく予定です。他のメディア(報道関係者)の取材要請にも応じてまいりますので、何卒よろしくお願い申し上げます。

2021年4月28日

銀鮒の里学校 発起人
(宮本製作所「マグちゃん」景品表示法違反被疑事例通報者)

井田 裕之

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